ある程度食べ歩きをしていると、評価の高い店でも???と思ったり、店に入ってからメニューが無くなってたり、値段が上がっていたりと不信を持つようになったのだ!
毎日食べるには、1000円を超えるのは財布が耐えられないし、美味しいランチを食べたいという同じ思いを持つ人のために、厳選したおすすめできるリーズナブルな10店を紹介します。
食彩一番 (すべてに満足)
毘沙門天の近くにある建物の 2階で、中は意外に広く小奇麗なお店である。12時を過ぎるとお客さんで一杯になっている。

ランチメニューは魚を中心に、肉など豊富で全てのメニューにサラダと小鉢が付く。
一番人気の週替わり定食を頼む。

最初に、小鉢の ひじき と サラダが出てきた。 他店では定食を頼むとお盆に一セットで出て来るのだが、ここでは サラダと小鉢が最初に出される。サラダは玉ねぎとレタスを中心に 赤かぶが入っている。シャキシャキと食感がよく美味しい。 ひじきも 小鉢ながら絶品である。

食べ終わった頃にメインの 豚ロース、刺身、味噌汁とご飯が出てくる。 豚ロースはトマトをベースにしたドレッシングで和えてあり、かなりのボリュームである。 肉自体もとても柔らかくて美味しい。刺身も3種類それぞれが美味しい。味噌汁も出汁がしっかりして、とても美味しく頂いた。
これだけの 質を保ちながら 950円で食べられるとは間違いなく満足できる ランチである。
ホームページ:https://shokusaiichiban.gorp.jp/
おいしんぼ (和の極み)
外観は 黒い壁が 一見の客を断るような威厳があり 少し入りづらい店ではあるが、本来の神楽坂を感じる、まさに和の極みといったお店である。

入口を入ると 和服姿の 素敵なお姉さんが 案内をしてくれた。
畳の上にテーブルが置いてある部屋に通されたが、照明も落ち着いた雰囲気で、昭和を感じられる部屋の造りである。
一番安い料理は、税を抜けば 1000円という破格の値段である。
この値段で神楽坂の和の雰囲気を味わえるのは 贅沢である。もちろん一番安い「彩り八寸と湯葉椀【舞花】」をたのむ。

とろろご飯は、よく牛タン屋で食べるとろろご飯とは全然質が違い、とても上品で とろろの上に好みでネギとあられそしてタレをかけて食べるのである。こんな上品な とろろご飯は初めて食べた。
メインの 彩り八寸 は残念ながら 今の僕には 説明ができない。
正確にはわからない が串に刺さったのが、おそらく 生麩の田楽だろう。 それぞれ 味噌と ゴマ?をベースにした たれがついて、食感がものすごく柔らかい 。
その他にも様々な練り物、野菜そして黒豆どれをとっても 非常に繊細な味である。 さすが料亭の 料理という感じがする。
わんは湯葉椀である 湯葉の中に三つ葉が浮いていて上品な味である。
とてもおいしくて、次はおすすめの湯葉クリームコロッケが入った定食を食べてみたいと思って店を後にした。
ホームページ:http://wa-kinari.jp/k-oishinbo/
アズーリ (活気あふれるカジュアルイタリアン)
神楽坂のカジュアルイタリアンといえばここと言われるほどの有名店で、美味しくてボリューム満点で そしてリースナブルの三拍子が揃っている。
ビルの2階にある店内は、 オープンキッチンになっていて 活気であふれている。

ランチは1000円のパスタを中心に、魚料理・肉料理がある。豚肩ロース肉のロースト(1100円)を注文する。

最初にパンとサラダが運ばれ、びっくりするぐらいのボリュームのサラダである。サラダは毎日契約農家から様々な野菜が届くらしく、見たこともないような野菜のサラダが楽しめる。
メインの大きな豚肩肉 2枚は豪快にローストしてある。
たまにはスパゲッティを食べようと思うのだが、肉を見るとどうしても「豚肩ロース肉のロースト」を頼んでしまう。お店の方には申し訳ないが 毎回食べきらずにお肉を少し残してしまう。
ホームページ:https://azzurri.gorp.jp/
つじ半 (ぜいたく丼)
お昼時には店の外に常に行列のできているお店で、1回は行ってみたいと時間のある時に並んでみた。店は階段を少し上ったところにあるのだが、並んでいる間に、店の人が 注文を取りに来てくれる。

ぜいたく丼の1種類しかないが値段で松竹梅の3種類に分かれているので、1080円の梅を頼む。店内は和を感じさせる落ち着いた造りのカウンターのみである。
最初に黄身醤油とごまだれの利いた切り身が出てくる。 二切れいただき二切れは残しておく。壺にはいった昆布いりのガリもおいしい。

すぐに魚介山盛りのぜいたく丼が運ばれてきた。黄身醤油にわさびを溶いて上からかける。マグロ、イカ、ツブ貝、 ミル貝、 ボタンエビ、イクラなどのプリッとした食感がたまらない。
これだけでも十分満足だが、途中で 出汁をかけてもらえる。削った 柚子をかけてもらった「だし茶漬け」に、残しておいた切り身を上に乗せていただく。一杯で二度楽しめる 贅沢な一杯である 。
店の雰囲気も 神楽坂の 高級店という感じで とても1080円とは思えない 十分な満足感を得られた。
ホームページ:なし
和庵 (隠れ家のこだわりの和食)
駅から2分と近い場所にあるのだが小さなビルの3階にあるためわかりづらく、何度も前を通っていたが半年ほどしてようやく店に入った。

夜を中心に旬の上質な食材を贅沢に使った料理を懐石スタイルで届ける日本酒専門店らしく、昼間のランチは 火曜・ 水曜・木曜・金曜の4日間のみである。
しかも 日替わり一種類 1000円のメニューのみでこれは 自信の現れなのか。金曜はフライの日となっているようでこれは「フライデー」のだじゃれ?
階段を登り靴を脱いで 店に上がると、何も聞かずに お茶が出され 本日のランチがセットされる。

赤かぶの酢の物は意外にも量が多いが、酢とレモンの入ったさっぱりした酢の物でいくらでも食べられそう。
スルメイカを湯引きしたものと、イカのわたと春雨をあえたものは、わたのコクが効いている。
味噌汁は しっかりとした出汁を取ってある 。
ご飯は、紅鮭の焼きにぎりが新海苔の あんに浮いている。焼きにぎりを崩しながら あんと絡めて食べる。
料理は 洗練された味で お店の雰囲気も とても良い。 何が出るのか楽しみなので また是非とも訪れたい。
間違いなく 隠れた名店である。
ホームページ:http://www.eonet.ne.jp/~nagomiun/
花かぐら (上品な和食)
蔦のからむ壁にさえぎられて、小さな表に見える。実は、入口からは想像出来ないほど、中はかなり広い。

靴を脱いで迷路のような廊下を進むとテーブルが5つほどの照明が心地よく、落ち着いた部屋に通された。
私以外は女性でテーブルが埋まっている。
気まぐれヘルシー御膳を頼む。御飯は五穀米と鮭御飯を選べるので鮭御飯にする。

サラダはじゃこと海藻が入っていて食感がよく、あんのかかった鯛の揚げ物は濃い目の味付けである。
鮭御飯は米は美味しいが僕には少し柔らかかった。
とろろにはおくらが入っていて、味がしっかりしている。
豆腐のハンバーグは小さいが、思ったより食感がある。添えてある温野菜のほうがボリュームがあり、健康に気を使う人には嬉しい。
味噌汁も美味しく、食感を感じる小さな野菜が入っているのはめずらしい。
香物とデザートまでつくが、とりあえず付けたという感じで、正直デザートは必要ないかなと思った。
ホームページ:https://hanakagura-kagurazaka.gorp.jp/
中国菜膳楽房 (ビブグルマン掲載)
カフェのような外観の台湾料理のお店で、ミシュランガイドで ビブグルマンに 紹介されているにもかかわらず1000円以内のリーズナブルで美味しい台湾料理が楽しめる。

アンジャッシュ渡部健のブログにも登場するお店で、女性のお客さんで満席である。
本日のランチ990円を頼む。鶏肉と野菜の大葉炒め、 ほうれん草のおひたし、スープ、漬物、ご飯のセットである。

ほうれん草のおひたしは、オイスター味で美味しかった。
鶏肉と 野菜の大葉炒めは、小さめの鶏肉が食感の良い大きめのキャベツや他の野菜と絡まって食べやすく、味も良い。
漬物も自家製の漬物で さらっと食べられる。 スープは 卵スープでやや味が濃い。
全般的に優しい味であり 意外にもご飯が美味しかった。
ホームページ:https://zenrakubou.on.omisenomikata.jp/
ソリッソ (驚きのサービスドリンク)
1978年に日本で最初のイタリア人オーナーシェフとなり、イタリアンレストランを作ったカルミネ氏が手がけたお店で、トスカーナ地方のイタリア料理をベースとした本格派の味が楽しめる。
飯田橋駅から徒歩5分ほどの位置にあり、神楽坂仲通りに面した広い店内はオープンキッチンで活気がある。

ワンプレートランチ税込み1100円を頼む。
最初に紙袋に入ったパンが出てくるのは面白い。
外はカリッと中はしっとり味わいのあるパンが4切れ入っている。

ワンプレートに サラダ、 パスタ、肉料理が入っている。
サラダは野菜が新鮮で美味しい。 パスタは ペンネのクリーム系のパスタで思ったよりも ベーコンがいっぱい入っている。 鶏肉のオリーブ炒めも、また良い味だ。
量が少ないかなと思ったけど、ちょうどお腹いっぱいになる量だった。
食後に出たカプチーノはサービスで付いているドリンクとは思えない、専門店に来たかと思う程しっかりとした、本格的なものだった。

お店を出る頃には 40分待ちの表示がしてあった。
ホームページ:http://www.carmine.jp/sorriso.html
一心金子 (職人が揚げる天ぷら)
飯田橋駅近くのプラーナの1階にある、浅草で初代金子留次郎が専門の天ぷら職人を組織(一心会)した職人が揚げる天ぷら屋らしい。12時前だというのに既に8人が並んでいる。

店内はやや暗めの落ち着いた雰囲気である。カウンター席へ案内されたが、目の前であげるところが見える特等席である。
野菜天ぷら御飯、税込み1100円を頼む。

ご飯は魚沼産コシヒカリらしく適度な硬さで美味しい。 味噌汁はあさりの味噌汁で上品な味で、あさりもたっぷり入っている。
天ぷらは、どれもサクサクと食感がいい。
海老が2本とレンコン、ナス、カボチャなど野菜が5品と 今までに食べたことのない、卵の黄身の天ぷらがレンゲのようなものに入っている。
揚げ具合もちょうど半熟になるように調整をされているようで、とろりとした食感がたまらない。
ホームページ:http://www.isshinkaneko.com/
青山シャンウェイ (ビュッフェ付)
飯田橋駅から徒歩3分、ポルタ神楽坂の2階にあるかわいいコックの看板で分かり易い。人気店で12時前に行かないと一杯になる。
ランチはブッフェスタイルで、豊富なサラダや総菜を好きなだけ楽しめて960円とお得!
メインも名物「蒸し鶏の葱醤油」や麻婆豆腐など4種類のメニューから選べ、ご飯やスープも食べ放題!
麻婆豆腐を頼み、さっそく15種以上の惣菜、サラダビュッフェで好きなものを皿に盛って、これだけでお腹一杯になりそう。
麻婆豆腐は僕には少し辛かったけど、コスパも最高の美味しいお店でした。